横浜市鶴見区にある銭湯『澤の湯』さん。
マンションの1階にあり、一見ごく普通の下町の銭湯って感じですが、お湯に軟水を使っているという珍しい銭湯です。
今回はそんな『澤の湯』さんをご紹介します。
澤の湯ってどんな銭湯?
現店舗は1990年からのようですが創業は1924年(大正13年)と歴史があります。
現在は4代目らしいです。
軟水が売りの澤の湯さんですが創業当初から軟水だった訳ではなく、今の4代目の時代に軟水にする設備を導入したようです。
以前はサウナ風呂があったそうですが、女優のマドンナが軟水を使ってると耳にし、美容に良さそうとのことでサウナ風呂をやめて軟水にする機械を導入したのだとか。
水は硬度によって軟水と硬水に分けられ、硬度は水に含まれるカルシウムやマグネシウムの含有量によって決められます。
WHO(世界保健機関)が定める基準では硬度120mg未満が軟水、120mg以上が硬水とされてます。
軟水、硬水のメリット・デメリットは様々ですが軟水は硬水と比べて余計な成分が入っていない分、肌や髪に優しい傾向があり、石鹸の泡立ちも良いとされてます。
確かに美容に良さそうですね。
昔は軟水の銭湯も横浜で3件ほどあったらしいですが、今は澤の湯さんだけのようです。
根強い常連さんがいそうです。
■住所:神奈川県横浜市鶴見区下野谷町1-43 フィーバスU
■電話:045-511-5701
■営業時間:14:00 ~ 24:00 ※ 最終受付 23:30
■定休日:不定休(週に1回程度、主に火曜日)
■入浴料:大人(中学生以上)470円 子供(小学生以下)200円
■備付:なし
■その他:フェイスタオル貸し出しあり
シャンプー等の備付はなし。(有料で販売はしてます)
ドライヤーもないので必要であれば持参する必要があります。
澤の湯の場所
銭湯は徒歩(あるいは自転車)でいける範囲内の場所に行くことがほとんどだと思いますが・・・。
軟水のお風呂という特徴のある澤の湯さんなので電車で行く方もいらっしゃるという想定でJR鶴見駅・京急鶴見駅から徒歩で行く際のポイントを記載しておきますね。

JR鶴見駅東口を出たら京急鶴見駅のある方角へ向かいます。(出口から京急鶴見駅が見えるので迷うことはありません)
京急鶴見駅から出た人は出口すぐの場所にあるベルロード鶴見(鶴見銀座商店街)を進んでいきます。
右手のファミマが見えたら左折してください。

本町通一口の交差点が見えるので直進。
奥に潮見橋が見えるので渡ります。
ちなみにこの交差点を右折すると国道駅方面です。

潮見橋を進んでいくと本町通商店街のアーケードが見えるので、その直前を右折します。

うしおだ診療所が見えたら次の交差点を左折すると澤の湯さんが見えます。
周辺は住宅街ですね。
先ほどのアーケードをくぐれば本町通り商店街ですが今では寂れてます・・・。
近くにLIFEやクリエイトがあります。
寒い時期でなければ風呂上がりに買い物もできるか!?
澤の湯のレポ
マンションの1階が銭湯になってます。
横にはコインランドリーが。
銭湯とコインランドリーは相性が良いのかな?この組み合わせよく見ますね。
フロント
木札の昔ながらの下駄箱に靴を入れ、フロントでお金を払います。
フロントでお金を払い、それぞれ男湯、女湯に進む形なのでフロントから脱衣所が見えることはありません。
フロントでフェイスタオルは無料で借りることができますが、シャンプーやリンスは有料で販売してます。
備え付けもありませんので持参するのが良いでしょう。
フロントには休憩できる椅子とドリンクの販売もあります。
ドリンクの種類の中には昔懐かしのラムネもあります。
脱衣所
脱衣所は小さめです。16個の鍵付きロッカーと鍵のない脱衣籠が30弱くらい。
自動販売機とトイレ、マッサージ椅子、パイプ椅子が数個並んでます。
マッサージ椅子は10分100円とのこと。
鏡はありますがドライヤーはないので髪を乾かす人は持参する必要ありです。
混雑具合
休日の21時台、男湯で2〜4名くらいです。
相方に聞くところでは女湯は同じくらいか貸切状態になることあるらしいです。
年齢層は高め。
ただ20代の若者が来ることもあります。
清潔感は普通レベル。
歴史のある銭湯なので、所々古めかしいところはありますが問題ないレベルと思います。
浴場について
風呂は2曹あります。
澤の湯さんの浴場は店の看板を見る限りでは下記のような特徴があるようです。
- ジェットバス
- 漢方白湯
- ミクロ寝風呂
- ミクロバイブラバス
- 低周波バス
手前側に白湯の薬湯があります。
これが漢方白湯ですね。
奥にある風呂にミクロ寝風呂や低周波バスなどが全てセットになってる感じです。
水風呂、サウナはありません。
オケとイスはありますが、シャンプー、石鹸などの備え付けはありません。
お湯加減は温度計を見るとどちらも41度。
しかし白湯の方が何故か熱く感じる・・・。
とは言っても許容範囲で熱すぎる訳ではないです。
ぽかぽか温まる感じで良い湯加減です。
低周波バスは恐らく電気風呂のようなものかと思うのですが体感的にはあまり電気を感じません。
低周波なのでこんなものでしょう。
あまりビリビリくるのも嫌ですしね。
銭湯といえば壁画ですが・・・。
澤の湯さんは特にありません。
澤の湯と合わせていきたい
お食事処 生麦

鶴見区生麦の魚河岸通りに店を構える魚介系の美味しい料理を堪能できる店です。
澤の湯さんとは徒歩10分程度の距離です。
ひと風呂浴びる前に生麦さんでお腹を満たしてはいかがでしょうか?
ステーキ&ハンバーグいわたき鶴見店

国道15線沿いにある老舗にステーキ&ハンバーグレストラン。
ライス・カレー、サラダバー、スープ、フルーツがおかわり自由という魅力的なお店。
肉系を食べたい気分の時はぜひいわたき鶴見店さんへ。
食べ過ぎても澤の湯さんでゆっくりすれば少しは楽になるかも!?
国道駅

澤の湯さんの最寄り駅の一つでもあり観光スポットにもなりうるのがJR鶴見線の国道駅。
鶴見区のこのエリアは昭和感が残るスポットが多いのですが国道駅はその代表格でもあります。
電車の本数が少な目なので最寄り駅して使うのは少々たよりないですが鶴見のディープスポットとして澤の湯さんまで来たのなら一見の価値はあると思います。
まとめ
今回は澤の湯さんをご紹介いたしました。
- 軟水を使用している珍しい銭湯
- フェイスタオルの貸し出しがある
- 受付はフロント式
- ドリンクの種類にラムネがある
- シャンプー・石鹸等の備付はなし
軟水が気になる方は是非行ってみてください!
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